ニュースなどでもよく報道されている円高・円安とは、
為替相場の変動で外国の通貨に対する日本円の価値の状態を表してます。
為替レートとは、外国為替市場において異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率です。
円高:特定の外国通貨に対して日本円の価値が高い。
円安:日本円の価値が低い。
こういった意味で利用されています。
「1ドル=100円」だったとすると、「1ドル=110円」となった場合は円安が進んでいます。
これが「1ドル=90円」などといったように100円未満になると「円高」になった状態です。
日々レートは変化していて、次の週にはまったく違った価格になることもあります。
前回にも記載がありますが、国の情勢の状態を数値化して価格が変わっているわけではなく、
売買されている通貨の、量や頻度により変化が起こります。
FXは、世界中の投資家たち(または証券会社やその利用者たちと)とお金の奪い合いをしていると言えます。
取引というのは、どういうシステムの相場なのか理解しながら取引を進めましょう。
株式市場と違い「ゼロサムゲーム」で利益を出さなければならないのです。
正直あまり円安だから円高だからというのは相場での取引ではあまり関心を寄せなくても、
トレードには影響がないでしょう。
FXの場合、通貨を売って、通貨を買い利益を得る取引も可能です。
つまり、売りから入った売買も可能なのです。
円高・円安どちらのトレンドにも対応が可能です。
あまりどちらかに振るといった固執をもってトレードをするのではなく、
自身の判断で売買をするのがおすすめです。
狭い値幅で上下を繰り返す動きの場合、この「もみ合い相場」に対応するなど、
安値付近で買って高値付近で売るのを基本とし、
高値で売って安値で買い戻すということもできます。
ただ、株価もそうですが基本的にFXでの価格も上昇基調で動くような印象が強いです。
買いから入る売買を基本に取引を行っていくことが、利益を上げていけるようになるでしょう。
為替レートは投資家たちのポジションによって動くため、
投資家たちの考えを予想し、円高と円安のどちらへ動きやすいのか?を自分なりの予想を立てましょう。
政治情勢や中央銀行(FRBなど)の金融政策など経済指標の動きを知り、また察しましょう。
影響力が高い要素がどれなのかなど次第に理解していけるのは楽しくもあります。
例として、アメリカのFRB(中央銀行)が金利を引き上げると、
日本よりも高い金利を求めて「日本円売り・米ドル買い」になると考えるたり、
雇用統計が高水準であれば、好景気が続いていると判断され米ドル買いが進むなどです。