スプレッドとは、値幅や差額のことで、売値と買値の価格差を言います。
スプレッドの広がりが...や、スプレッドが広がりそうなど、よく使われます。
この通貨の売値(Bid)と買値(Ask)の価格差が、取引に必要な為替手数料でもあります。
FX会社の売買手数料が無料や各種手数料無料などが掲載されていたりしますが、
取引に必要なスプレッド分の手数料は取られます。
金融機関である証券会社の収入の一部になっています。
米ドル/日本円では0.2銭が基準といった感じで設定されていますが、
これを何十回何百回も繰り返して取引するのがFXなため、結構な金額になります。
売買した段階で、この分でマイナススタートが確定しているので覚えておきましょう。
スプレッドはどこも同じ設定ではありません。必ず一定でもありません。
スプレッドの差は、通貨ごとに様々に設定されています。
金融機関の判断で自由に定められることが可能です。
たまにですが、米ドル/日本円は以前0.3pipsでしたが現在の0.2pipsに変更されることもあり、
証券会社などの情勢によって変化することもあります。
証券会社が提供する発注時のシステムの違い、また証券会社での設定自体が違うというもので、
スプレッドが高くなっていることもあります。
また、このスプレッドの差は、必ずしも一定ではないので注意が必要です。
流動性が低くなるなど、0.2pipsから30pipsに広がってるなんてこともあります。
取引する時間帯、突発的な売買、国の祝日などなど理由は様々で、
よくみてから取引しないととんでもない局面に追い込まれるので気を付けましょう。
価格差の大きさは多少変わりますが、これはどの通貨ペアでも起こる現象です。
早朝や深夜帯での取引時間、大規模な震災などの自然現象、
アメリカの雇用統計などの重要な経済指標の発表、
戦争やミサイル発射のニュースなどが出てきた時も広がったりします。
こういった場合、間違って発注しても運が良いと約定しないときもあったりします。
スプレッドの単位は、「pips」と「銭」の2種類があります。
ですが、ほぼpipsを利用していれば問題がないです。
取引画面の前日比や通貨ペアの下に常時表示されますが、
違いとして表示されていることはほぼないです。
これらの数字をよく見て取引するようにしましょう。
急激な変化に対応ができます。
「銭」は、通貨ペアのうち一方が日本円の場合に利用されます。
(ドル/円(USD/JPY)、ユーロ/円(EUR/JPY)、英ポンド/円(GBP/JPY)など)
「pips」は、日本円以外の通貨ペアの場合に用いられます。
「1pips=1銭=0.01円」という単位となります。「10pips=0.1円」です。