FXのトレンドを読み、どういった方向性で取引をしていくか決めなくてはなりません。
相場の先行きを分析・予測する手法を知るとさらに取引で優位に立てるでしょう。
そこで一般的に利用されている取引手法と分析方法を解説していきたいと思います。
・取引手法
・トレードの手法
・相場分析
これら3つに分かれ、みなさんトレードを決めていきます。
■ 取引手法とは?
基本の取引手法には「順張り」と「逆張り」の2種類の取引手法があります。
順張り:相場のトレンドに合わせる取引手法
逆張り:相場のトレンドに逆らう取引手法
これらは、もっとも基本的な取引手法です。
トレンドが動いている方向へ、順張りでトレードを行うのが最も基本的な取引方法ではあります。
海外では順張りが好んで使われるのに対して、日本では逆張りが好んで使われるようです。
相場の動きは、レンジ相場とトレンド相場の2種類が存在します。
トレンドを見極めるために、インジケーターやオシレーターといったテクニカル指標を使用します。
「ダマシ」や、反転後の大きな逆行した価格差に飲まれるなど、警戒はしなければなりません。
FXは、特にこういう価格動向が顕著に表れる時があります。
相場に合わせた取引以外にも、自らに合うトレード自体のやり方を考えなければなりません。
トレードの仕方も様々ありますが、トレードの手法は基本的に下記の通り。
・スキャルピング
・デイトレード(デイトレ)
・スイングトレード
・ポジショントレード
・プライスアクション
「スキャルピング」
短時間に何度も売買を繰り返す手法です。
数秒から数分、数十分単位といった短時間でのトレードで、利益を積み重ねることを狙います。
常に相場を見ている必要があります。
「デイトレード」
1日のうちに取引を完結させ、ポジションを翌営業日へ持ち越さない取引手法です。
数十分~1日の間で売買を行っていきます。
1回のトレードの利益も比較的大きくなります。
また、日またぎによる取引リスクもないため、安心したトレードを行うことが可能です。
「スイングトレード」
2日~5日ほどの間隔で売買を行う手法です。
短期、もしくは中期での値動きで利益を取る方法でもあります。
一日中相場を監視しなくてもよく、利益が大きくなる半面、
損失も大きくなる可能性が高いです。
時間的な余裕と、取引回数が少なく手数料が減るのはメリットです。
「ポジショントレード」
1週間以上の数週間、数か月、年単位で売買を行う手法です。
長期間にわたってポジションを保持します。
資金的な余裕も必要になるので、資産が潤沢にある方にはおすすめです。
「プライスアクション」
ローソク足単体の動きを見て売買判断を行う取引手法になります。
ローソク足だけで、相場を読み解くことになるので、
早い段階で相場の変化を察知する力を付ける必要があります。
トレンドが継続するか、転換期なのか、レンジ相場に入ってるかなどです。
FXで取引を行う前に、必ず相場分析を行う必要があります。
相場分析の手法は基本的に2つの手法に分かれます。
・テクニカル分析
・ファンダメンタルズ分析
「テクニカル分析」
チャートを見て過去の値動きなどから将来の値動きを分析・予測する手法です。
過去のチャート分析をすることになります。
ローソク足を見て分析する方法とテクニカル指標を用いて分析する方法が取られますが、
ローソク足のみを見るとパターンなどに頼ることになるので、
より分析がさらにできるテクニカル指標も同時に使用されます。
テクニカル指標には、トレンドとオシレーターの2つの指標があります。
トレンドを掴む移動平均線やボリンジャーバンドなど、
オシレーターとしてRSIやMACDなどが代表的なものとしてあります。
これらを使用することで相場のトレンドが分かりやすくなります。
「ファンダメンタルズ分析」
経済指標や要人発言などをもとに相場を分析する方法です。
経済状況や金融政策、政治なども含まれます。
敬遠している方が多そうなイメージがある分析ですが、
なんだかんだでみなさん利用していると思います。
経済指標の発表により、価格が大きく動くこともよくあるので、
FX取引を本格的に始める方は、重要な経済指標などを理解する必要が出てきます。
新聞やネットニュース、Twitterなどと、情報を得る場所は豊富です。
どのような影響を与えるのかを見極めましょう。
最終的に上記を身に付けつつ、必要なのは精神面です。
大きな損失や危機的な状況に陥ることもあるでしょう。
また、続けて利益を上げることが難しくなることもあります。
経験者からいうと、パターンを見つけても続けれるのは1年程度だと感じるとも言われています。
・感情的になることを防ぐ
・取引の再現性を高められる
不安に押しつぶされることなく、利益を求める姿勢を崩さないメンタルを身に付けましょう。