スワップポイントとは、金利が異なる2種類の通貨の売買によって
発生する2通貨間の金利差調整額のことです。
金利のようなイメージと近いのですが、FXではその利益が発生する仕組みが異なります。
スワップポイントは各国の金利だけではなく、
金融市場の動向にも左右され、必ずしも国の金利と一致するわけではありません。
また、同じ通貨ペアでも各FX会社によって差があります。
これらにより、受取り額や支払い額への影響が大きい場合があります。
金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買った場合、
利益として受け取ることができます。
ただ反対に、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買う場合、
そのマイナス分を支払うことになります。
2国間の年間金利差を日割り計算により算出されます。
スワップポイント狙いで取引するには、日本のような超低金利の国の通貨を売り、
トルコ、メキシコ、南アフリカのような金利水準が高い国の通貨を買う手法となります。
・高いスワップを提供しているか?
・決済前でも受け取れるか?
こういった点でもFX会社によって対応が違うようです。
ポジションを持ち続け長期保有しなければならなくなります。
通貨にもよりますが、1万通貨当たり数十円程度(約30円ほど)を得ることが可能でしょう。
1年単位などで保有するとなると、
数円の値幅による動き以上の想定感覚で対応しなければならなく、
証拠金も十分な額を用意しなければならなくなります。
スワップポイントは、翌日以降にポジションを持ち越した際に1日分が付与されるようになっています。
そのポジションを解消しない限り、利益を毎日獲得できます。
翌日持ち越しの判定基準は、
ニューヨーク市場がクローズする日本時間の午前6時50分です。
ポジションを持ち続けスワップポイントを狙うというだけでなく、
利益が取れるタイミングでは利確をするようなトレードがよいです。
・スワップポイントはマイナスとなる可能性もある
・高い高金利通貨は値動きが不安定になりがち
ちなみに、スワップポイントも課税対象になります。