Name:Rin Yamaoka(山岡凛) — The Spirit
Gender:Female(女)
Origin:Japanese(日本)
Voice Actor:Gabrielle Murphy(BHVR)
Map:Yamaoka Estate(山岡邸)
特性:スピード4.4m/s、脅威範囲24m、身長は平均
・入手方法 - チャプター9DCL購入キャラクター。「CHAPTER 9: Shattered Bloodline」
特殊能力「山岡の祟り」でサバイバー視認不可の状況になれる。
サバイバーの足音やうめき声などで状況判断する練習をしよう。
【怨霊の怒り】
【効果】 - あなたがパレットを壊すごとにエンティティの怒りが増幅する。
パレットを4 / 3 / 2個の板を破壊すると、
次にパレットで怯んだ時にエンティティによって即座にパレットが破壊される。
怯み効果は通常通り受ける。
「怒りこそ彼女に流れる血だ。」
【呪術:霊障の地】
【効果】 - 罠が封じられた呪いのトーテムを2個生成する。
生存者が罠の呪いのトーテムのいずれか一方を浄化すると、
すべての生存者が40 / 50 / 60秒間無防備状態に苦しむ。
残りの罠の呪いのトーテムは即座に無力なトーテムに戻る。
「彼女の家は穢された。」
【怨恨】
【効果】 - 1人の生存者に執着する。
発電機の修理が完了するたびに、オブセッションはあなたのオーラを
5 / 4 / 3秒間視ることができる。
殺人鬼には発電機が完了する度に3秒間、全ての生存者の現在位置が強調表示される。
脱出ゲートが通電すると、オブセッションは無防備状態になって殺害可能な状態となる。
母娘の指輪
・山岡の祟りの移動速度が25%上昇する
・山岡の祟りを使用しているとき、赤い傷マークが見えなくなる
金継ぎの茶碗
・パレットか壁を破壊すると山岡の祟りが即時に再チャージされる
厄除けのお守り
・山岡の祟りの持続時間が70%増加する
・山岡の祟りの移動速度が15%低下する
桜のドライフラワー
・スピリットがフェージング中に生存者が
3メートル以内に近づくと殺人鬼の本能が発動する
・山岡の祟りを使用中は赤い傷マークが視えなくなる
脇差の鞘
・山岡の祟りの発動中、アビリティ発動のボタンを押すと抜け殻に戻り、祟りが解除される
風鈴
・フェージングの音がすべての生存者に聞こえる
うちわ
・パレットで怯むと山岡の祟りが即時に再チャージされる
刀の鍔
・山岡の祟り使用後の再出現時間が20%増加する
・山岡の祟り使用後の再出現時の移動速度が5%上昇する
母の眼鏡
・生存者が抜け殻の2メートル以内に近づくと殺人鬼の本能が発動する
線香花火
・山岡の祟りが終了するとスピリットの抜け殻が爆発し、
4メートル以内にある乗り越え障害物が5秒間ブロックされる
錆びた横笛
・山岡の祟りの再チャージ速度が40%上昇する
凜の壊れた腕時計
・山岡の祟りの再チャージ速度が30%増加する
杜松の盆栽
・パッシブフェージングの頻度が20%増加する
・パッシブフェージングの持続時間が50%増加する
泥だらけの運動会のキャップ
・山岡の祟りの移動速度が10%上昇する
白のヘアリボン
・山岡の祟りの発動する速度が20%上昇する
開運のお守り
・山岡の祟りの持続時間が25%増加する
幸せのお守り
・山岡の祟りの持続時間が15%増加する
折り鶴
・山岡の祟りの再チャージ速度が20%上昇する
草履
・山岡の祟りの移動速度が5%上昇する
贈り物の竹櫛
・山岡の祟りの発動する速度が15%上昇する
凜は山岡家の一人娘だった。
彼女が育ったのは、香川県にある昔ながらの寂れた家屋。
凜は私立の高松大学で教育学を学んだが、傾きかけた家計にとってこれは重い負担となった。
また、同年に母親が病気になったことで、借金はどんどんと膨れ上がった。
凜は少しでも家計を救おうとバイトに励んだが、負債額が減ることはなかった。
日々増えていく借金。
凜の父親は、その状況を打破すべく、勤務時間を倍にして働き始め、昇進を目指した。
しかし、その頃から彼は睡眠不足に悩まされるようになった。
絶望的な状況を突きつけてくるような悪の囁きに毎晩うなされるようになったのだ。
疲れ果てた彼は、今の状況を説明し、ボーナス、前払い、休みなど、あやゆるものを乞うてみたのだ。
しかし、彼の欲求は拒否された。
彼の働く会社は、その頃、製品ラインの一部に欠陥が見つかり、甚大な損害を出していた。
誰かが責任を負わざるを得ないその状況で、凜の父親に白羽の矢が立ってしまったのだ。
結果、彼は22年間勤め上げた会社から呆気なく解雇された。
その晩、凜は仕事を終えて帰宅した。
いつもレストランに遅くまで残っては、客の相手をしていたのだ。
自転車を倉庫に止めていると、屋内から母親の悲鳴が聞こえてきた。
凜は家に駆け込み、階段を登って両親の部屋に向かった。
床には、母親のバラバラの死体が散らばっていた。
すっぱりと切り落とされ、不自然に絡まりあう手足。
切り開かれた胸郭が飛び出た胸部。
凜は思わず吐きそうになった。
その時、凜に向かって鋭い刀が振り下ろされた。
とっさに刃を腕で食い止めた凜。
剥き出しの前腕に刀が刺さったが、目の前の衝撃的な事実に、痛みなどどこかへ吹っ飛んでしまった。
険しい表情で刀を手にしているのは他の誰でもない、父親だった。
彼を止めようと思った凜は大声で叫んだが、父親は再び彼女の腕を切りつけた。
慌てて逃げ出そうとした凜は、床に飛び散った血で足を滑らせてしまった。
戸の枠につかまり、凜が立ち上がると、刀は壁を突き破り、彼女のもう一方の腕を裂いた。
凜は苦痛に叫び、廊下へとよろめき出たが、再び父の刃が襲い掛かってきた。
彼女は震えながら、切られた柔らかな腹部を抑え、後ずさった。
母親の絡まり合った四肢の映像が脳裏をよぎる。
その瞬間、凜は父親に突進し、彼を後ろからよろめかせた。
それでも父親は、凜の切り裂かれた腹部を殴りつける。
あまりの痛みに倒れ込む凜。
彼女が必死に立ち上がろうとすると、父親は今度は彼女の腿を切りつけ、彼女を床に倒れ込ませた。
凜が階段の方に這っていこうとすると、父親は彼女の髪をつかみ、彼女の頭を障子に突っ込んだ。
その衝撃でガラスも割れ、彼女は障子を突き抜けて1階まで落ちてしまった。
上の階から聞こえてくる足音。
凜は必死に動き、割れたガラスだらけの床を這っていった。
ガラスの破片が体に食い込み、肉を裂く。
「父親を止めなければ。」そう思った凜。
彼女や母親へのこの仕打ちを絶対に許すわけにはいかなかった。
吐血する彼女の顎をガラスがかすめ、さらに血が流れた。
凜の耳には、だんだんと低い心音が響き始めた。
体はあまりにも重くなり、もはや動くことはできなかった。
父親の足音で揺れる地面。
彼女はもう自分が助からないと分かっていたが、そんなことは問題ではなかった。
今世であろうと来世であろうと、彼女は必ず復讐を果たすことを心に決めた。
暗い霧がゆっくりと彼女の目の前を覆ったが、それは彼女の憤怒を鎮めることはできなかった。
死なない--まだ死ねない。
流血と復讐を約束するように、闇がそう囁いた。
そして心に誓いを立てた凜は、ゆっくりと目を閉じた。