第7章 銘柄選び


■ 短期投資

 利益が出たらなるべく早めに売る、キャピタルゲイン狙いの収益性を重視した投資法です。
毎日毎日売買する「デイトレード」、数日から1週間ほどで売買をする「スイングトレード」など、
短期間での売買が中心になります。
 主に、景気の影響を受けやすく、株価が激しく動く銘柄を選びます。
投資資金が少ない場合、株価の値上がりが少なければ、仲介手数料で資金を減らす危険もあります。
 また、日々仕事をしている方は、時間が取れないので、なかなか手を出せない投資方法です。
短期投資を考えている方は、まずはスイングトレードから始めてみましょう。


■ 中期投資

 1ヶ月から数ヶ月単位で取引をしていく投資方法です。
株価をじっくり観察し、利益が出たときに売買することができます。
短期投資のように慌しく取引をする必要がないので、落ち着いて売買ができます。


■ 長期投資

 数年単位で保有し、主に配当により利益を出していく投資法です。
できるだけ、なだらかな株価変動をする銘柄を選んでいきましょう。
景気による株価変動による影響を受け難いので、安全性重視の投資法といえます。
 しかし、余裕資金を長期に渡り投資することや、知らないうちに会社の株が大暴落していたり、
倒産していたりするので注意が必要です。
1年ぐらいで売る予定の方は、あまりお勧めしない方法です。


■ 集中投資

 一つの銘柄に絞って買う投資方です。
そのため、株価が下がった場合、購入した株数分の損失がそのまま出ます。
まとめて一度に売るのではなく、小分けして売っていくのがコツです。


■ 分散投資

 複数の銘柄を買うことで、リスクを減らそうとする投資方です。
一度に全ての株価が値下がりしないので、リスクを減らすことができます。
しかし、複数の銘柄の値動きをこまめにチェックしなければならず、
また、全ての銘柄が値上がりするわけではないので、一度に儲ける金額が減少します。


■ 順張り投資

 株価が上昇している最中に、株価の流れに乗って買い利益を得ようとする投資方です。
株価が上昇している真っ最中に買うので、その上昇が止まって高値づかみになる可能性があります。
そのため、儲けが出ても薄利になることもあります。


■ 逆張り投資

 株式を売る人が増え、株価が底値まで下がったと思ったところで買う投資法です。
値下がりを予測できないと、さらに株価が下がる恐れがあります。


ポイント 目的別に投資法を決める

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